
ロードレースの最高峰、UCIワールドチームの選手たちが使用する機材のパーツごとにシェアをまとめました。コンポだけではなく、ホイール、サドル、ハンドル、タイヤ、サイクルコンピューター、フレームなどもシェアをグラフ化。
コンポ(グループセット)
昨年ワールドチームから姿を消したカンパニョーロが、Cofidisと3年ぶりの提携によって復活。
ホイール
フレームの次に目立つパーツがホイール。Cofidisがコリマからカンパニョーロへ、ArkeaがBlack Incからヴィジョンへ、グルパマがシマノからMicheへ、新生Team Picnic PostNLがシマノからUrsusへ切り替えです。
サドル
プロロゴが提携チームを増やす構図。新生Team Picnic PostNLがSyncrosからプロロゴへ、ヴィスマがフィジークからプロロゴへ、UAEがプロロゴからフィジークに切り替えました。
ハンドル周り
ハンドル周りの所謂フィニッシングキットは同系列のFSAとヴィジョンが存在感を発揮。近年は各フレームメーカーがハンドル周りも合わせて作ることが多いことから、シェアもバラつく形に。
タイヤ
タイヤはコンチネンタルとヴィットリアの2強。アルペシンがヴィットリアからピレリへ、アルケアがコンチネンタルからヴィットリアへ、アスタナがヴィットリアからコンチネンタルへと切り替えました。
ペダル
ペダルはシマノが大多数を占めますが、残りのシェアをルック、スピードプレイ、タイムが分け合っています。
パワーメーター(注:2024情報)
パワーメーターシェア。コンポとセットで提供されるケースが多く、シマノ、そしてクオークと組んだスラムがメジャーシェア。パワー2マックスとSRMが追います。
コンピューター
ワフーとガーミンの2強状態が続く中、ジャイコアルーラがワフーからガーミンに切り替えました。
サングラス/アイウェア
複数チームに供給するオークリーと100%、シーコン、Ekoiが合わせて約過半数を占めます。現時点では、昨年からの切り替えは観測されていません。
ヘルメット
Ekoi、スペシャライズド、アバスがそれぞれ2チームずつに供給しています。昨年ヴィスマがGiroへ切り替えたことでワールドチーム提携がなくなったLazerが、新生Team Picnic PostNLへのスポンサード二よりワールドチーム復帰です。
ウェア
アレが3チーム、残りは各1チームずつ共有。DSMはスポンサーである化学会社がナリーニとコラボして独自の素材を使用したウェアを用意。
フレーム
さて一番気になるフレームセットですが、、、まさに群雄割拠。スペシャライズドとキャニオンのみ2チームに供給し、あとは全部1メーカー1チーム。2024年ハイライトはDecathlon AG2RがメインスポンサーとなったDecathlonオリジナルブランドのヴァンリーゼルへ変更、グルパマFDJがラピエールからウィリエールへの変更といったところでしょうか。
参考ソース
- Men's WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2024? | Cyclingnews
- Men's WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2025? | Cyclingnews
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