ロードレースの最高峰、UCIワールドチームの選手たちが使用する機材のパーツごとにシェアをまとめました。コンポだけではなく、ホイール、サドル、ハンドル、タイヤ、サイクルコンピューター、フレームなどもシェアをグラフ化。
コンポ(グループセット)
2024年は、Boraがシマノからスラムへ、Decathlon AG2Rがカンパニョーロからシマノへと変更しました。AG2Rの乗り換えにより、カンパニョーロがワールドチームから姿を消したことになります。
ホイール
フレームの次に目立つパーツがホイール。ここでもシマノが強さを誇りますが、ヴィジョン、ロヴァール、コリマなどおなじみのメーカーも複数チームに供給しています。Decathlonをスポンサーに迎えたAG2RがカンパニョーロからSwiss Sideに切り替えました。
サドル
サドルは相変わらずプロロゴ、フィジーク、セッレイタリアの3強がシェア争い。2023年から大きな変更はありません。
ハンドル周り
ハンドル周りの所謂フィニッシングキットは同系列のFSAとヴィジョンが存在感を発揮。シマノパーツメーカーPROもそれに追随します。近年は各フレームメーカーがハンドル周りも合わせて作ることが多いことから、シェアもバラつく形に。
タイヤ
タイヤはコンチネンタルとヴィットリアの2強。スペシャライズドが2チームずつ、ミシュラン、ピレリが1チームずつです。
ペダル
ペダルはシマノが大多数を占めますが、それをルック、Wahooと提携したスピードプレイタイムが追っています。
パワーメーター
パワーメーターシェア。コンポとセットで提供されるケースが多く、シマノ、そしてクオークと組んだスラムがメジャーシェア。パワー2マックスとSRMが追います。
コンピューター
ワフーとガーミンの2強状態が続く中、2024年にBORAはワフーからHammerheadに変更となっています。
サングラス/アイウェア
複数チームに供給するオークリーと100%、シーコン、Ekoiが合わせて約過半数を占めます。アスタナがシーコンから、ヴィスマがAGUからオークリーに切り替え、さらにBORAが100%からKOOへ切り替えたため、オークリーが単独シェア首位に返り咲いています。
ヘルメット
Ekoi、スペシャライズド、アバスがそれぞれ2チームずつに供給しています。新顔はDecathlon AG2Rのヴァンリーゼル。また、Giroがヴィスマへのスポンサーで2年ぶりにワールドチーム復帰です。
ウェア
アレが3チーム、残りは各1チームずつ共有。DSMはスポンサーである化学会社がナリーニとコラボして独自の素材を使用したウェアを用意。
フレーム
さて一番気になるフレームセットですが、、、まさに群雄割拠。スペシャライズドとキャニオン、ウィリエールのみ2チームに供給し、あとは全部1メーカー1チーム。2024年ハイライトはDecathlon AG2RがメインスポンサーとなったDecathlonオリジナルブランドのヴァンリーゼルへ変更、グルパマFDJがラピエールからウィリエールへの変更といったところでしょうか。
参考ソース
- WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2023? | Cyclingnews
- Men's WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2024? | Cyclingnews
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