
ロードレースの最高峰、UCIワールドチームの選手たちが使用する機材のパーツごとにシェアをまとめました。コンポだけではなく、ホイール、サドル、ハンドル、タイヤ、サイクルコンピューター、フレームなどもシェアをグラフ化。
コンポ(グループセット)
2023年はユンボビスマがシマノからスラムに、コフィディスとUAEがカンパニョーロからシマノに変更。今年からワールドチームに昇格するアルケアとアルペシンはシマノ使用のため、今年は全18チーム中14チーム(前年比+2)がシマノユーザー。カンパニョーロはAG2Rのみに供給という勢力図になりました。
ホイール
フレームの次に目立つパーツがホイール。ここでもシマノが強さを誇りますが、ヴィジョン、ロヴァール、コリマなどおなじみのメーカーも複数チームに供給しています。ENVEがUAEと提携してワールドチームに復帰、またユンボヴィスマがシマノからリザーブに切り替えました。
サドル
サドルは相変わらずプロロゴ、フィジーク、セッレイタリアの3強がシェア争い。2022年から大きな変更はありません。
ハンドル周り
ハンドル周りの所謂フィニッシングキットは同系列のFSAとヴィジョンが存在感を発揮。シマノパーツメーカーPROもそれに追随します。近年は各フレームメーカーがハンドル周りも合わせて作ることが多いことから、シェアもバラつく形に。
タイヤ
タイヤはコンチネンタルとヴィットリアの2強。スペシャライズドとピレリが2チームずつ、ミシュラン、カデックスが1チームずつ。
ペダル
ペダルはシマノとルックの2強。Wahooと提携したスピードプレイが2チーム、そしてタイムが1チームです。
パワーメーター
パワーメーターシェア。コンポとセットで提供されるケースが多く、シマノ、そしてクオークと組んだスラムがメジャーシェア。EFとカンパ使用のモビスターはパワー2マックスを使用。
コンピューター
2023年はUAEがSRMからワフーに切り替え、さらにワフーユーザーのアルペシンがワールドチーム昇格となるためワフーがシェア首位に。ついにガーミンからトップの座を奪いました。
サングラス/アイウェア
個人ベースでスポンサードされるケースも多いのですが、基本はこのようなシェア。オークリーと100%、シーコン、そしてEkoiが合わせて過半数を占めます。長く提携を結んでいたオークリーとイネオスが袂を分かち、今季は新参メーカーSunGodとパートナーに。
ヘルメット
Ekoi、スペシャライズド、アバスがそれぞれ2チームずつに供給しています。新顔はFDJにアイウェアとセットでスポンサードを始めたJulbo、そしてアンテルマルシェのUvex。
ウェア
アレが3チーム、残りは各1チームずつ共有。DSMはスポンサーである化学会社がナリーニとコラボして独自の素材を使用したウェアを用意。
フレーム
さて一番気になるフレームセットですが、、、まさに群雄割拠。スペシャライズドとキャニオンのみ2チームに供給し、あとは全部1メーカー1チーム。2023年ハイライトはコフィディスがデローサからルックへ変更、またビアンキがArkeaスポンサードと共に3年ぶりワールドチーム復帰といったところでしょうか。
参考ソース
- WorldTour bikes and tech: Who's using what in 2022?|Cyclingnews
- WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2023? | Cyclingnews
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