
フレームと同様に「自転車の顔」と言っていいホイール。ワールドチームへの供給争いは2023年もシマノが優勢です。
シマノ/SHIMANO
アルペシン・ドゥクーニンク、グルパマFDJ、イネオス・グレナディアーズ、DSM、そしてアルケア・サムシックはシマノのホイールを使用。
ヴィジョン/Vision
バーレーンビクトリアス、EFエデュケーション・イージーポストはVisionを使用。90年代にコナで生まれ、もともとはTT・トライアスロン向けにDHバーやエアロバーの製造を行ってきましたが、近年はイタリアブランドFSAのプロデュースを受けてホイールやクランク、ディレイラーなどの製品開発も行っている様子。
ロヴァール/Roval
ボーラハンスグローエ、スーダル・デュクーニンクは昨年から引き続き、スペシャライズドブランドのロヴァールを使用。
カンパニョーロ/Campagnolo
AG2Rシトロエンはイタリア老舗パーツメーカー、カンパニョーロのホイールを使用。
コリマ/Corima
アスタナとコフィディスはコリマを使用。30年の歴史を持つフランスメーカーです。設立者である2人(Riffard&Martin)の名前を冠したCOoperation RIffard MArtinが社名の由来です。
ジップ/ZIPP
モビスターはZIPP。イギリスのウィリアムズF1チームでエンジニアを務めていたリー・サージェントが、1988年にアメリカのインディアナポリスで創業しました。F1仕込みのテクノロジーを用いた商品開発の走りと言われています。
ボントレガー/Bontrager
トレックセガフレードはトレックのオリジナルパーツブランド、Bontragerを使用。
リザーブ/Reserve
ユンボビスマはシマノからリザーブへと提携先を変更しました。2014年にMTBメーカーSanta Cruzのエンジニアによって設立され、初の商品発売は2017年のMTB向けホイール。ロードレースへの参入は2019年という新興ながら評価の高いメーカーです。Cerveloとの協同により、2021年からはユンボビスマのウィメンズとディベロップメントチームで利用実績を積み重ねてきました。満を持して男子チームでも公式に投入です。
エンヴィ/ENVE
ENVEがワールドツアーシーンに3年ぶりのカムバック。UAEがカンパニョーロから切り替えました。
カデックス/CADEX
Team Jayco AlUlaはジャイアントのハイエンドパーツブランド、CADEXのホイールを使用。
その他、近年ワールドツアーチームに供給していたメーカー
Newmen
アンテルマルシェはNewmenと提携。
ブラックインク/Black inc
イスラエル・プレミアテックはBlack Incのホイールを使用。黒が渋いミニマルデザインです。
DTスイス/DT Swiss
ロットスーダルは2022シーズンに伝統メーカーのDTスイスと提携。
ハント/Hunt
2021年にキュベカ・アソスが使用していたのはHunt。UK生まれのニューカマーで、日本の札幌プレシジョンが製造し、世界30各国以上で使用される「EZOベアリング」がウリの一つ。
フルクラム/Fulcrum
イタリア・ヴェネツィアに拠を構えるホイールメーカー。
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