【寄稿】GFNY@Kuala Lumpur

以前の記事と同様に、One-up Cerezo Racing代表の加藤さんから海外遠征の記事を寄稿いただきました!今回の行き先はクアラルンプールとバリです。


大変遅くなりましたが、2023212日に行われたGFNY@kuala lumpur917日に行われたGFNY@baliに出場してきたのでレポートします。2024年シーズンが開幕を迎える中、少しでも海外遠征に興味を持っていただければ幸いです。

Gran Fondo New York (GFNY:リンク< https://gfny.com/ >)UCI Gan Fondo同様、世界各国で行われるアマチュアロードレースと、上位完走者を対象として5月にニューヨークで行われる世界選手権を含むアマチュアロードレースシリーズです。UCI Gran Fondoと比べると、レース数も多く、また、やや商業的な要素があるように思います。今回は、日本から週末や連休を使って参戦できるレースとして、クアラルンプールとバリに行ってきました。

深夜便でクアラルンプール入り

クアラルンプールは金曜日の深夜便を使えば土曜日に現地入りできます。ここマレーシアは国際免許が使えるため、空港で腹ごしらえした後、車で会場に向かいました。

GFNYウェアを手に入れる

今回のスタート地点はクアラルンプールの中心街。Bangunan Sultan Abdul Samadの目の前です。GFNYはウエアが支給され、全員同じウエアを着ますが、ビブは各自用意するので、今回はスタート地点でGFNYのビブを購入しました。スタート地点で色々手続きをしている間に強いスコールが降ってきて、東南アジアにいることを改めて実感させられました。前日ということで少し街中を散策しながら身体をほぐしました。夕食や翌日の朝食は近くのスーパーで調達しました。

レース当日

スタートはこの手の公道ロードレースらしく、やや早く、まだ日が明けないうちにスタートに並びました。GFNYの並び順はVIPパッケージを購入した人や既に上位に入っている人が先頭となっており、お金を払った選手と強い選手が優遇されます。

そんなわけで、我々は、出場した2名で協力して前を追いますが、結局、一番前の集団には入れずにレースを走ることとなりました。

コースとしてはUCI Gran Fondoと同様、150㎞程度のロングコース70㎞程度のミディアムコースが用意され、それぞれ山岳コースとなっています。今回は136kmのロングコースに出場したため、前半の平地は集団でローテを回しつつ、登りでは強い人が引く感じになりました。最終的に1020人前後の集団がいくつかできる感じで、我々の集団も、10人程度でした。周りの選手は体格が良く、どう考えても我々より平地が速そうでしたが、やけに前を引かされそうになりました。どうも登りが苦手だったようで、それまでにわれわれ日本人を消耗させたいということだったようです。とはいえ、下りも長いため、最後まで集団は一つのままゴールしました。

GFNYUCI Gran Fondoと違い、厳密な交通規制が敷かれているわけではなく、市街地は集団が来るたびに警察が車をどかす感じだったため、途中の渋滞している区間は車の間を縫うような形となりました。また、広い道路では一車線だけ規制されているような形でしたが、結局、一つ一つの集団が小さいため、大きな事故が起こったという話は特に聞きませんでした。

数百人規模のイベントで公道を使うとなると、このような形でも致し方がないと思いますし、このレースで本当にレースをしたければ、お金を払って先頭に並ぶのが良いのだと思いました。

とはいえ、日本ではあまりないダイナミックなコースを走ることができ、また普通の観光ではいかないような山岳の景色を楽しむことが出来、充実した週末となりました。

 つづいては、Bali編です!

 

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