
毎年ワールドツアー各チームが使用する紹介するシリーズ、アイウェア(サングラス)編です。強いオークリーから100%などが戦いを挑みシェアを獲得してきたここ数年ですが、2021年はさらにいろいろなメーカーがシェア争いを繰り広げそうな予感?
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100%(ワンハンドレットパーセント)
サガンなどスター選手にプロダクトを提供することで自転車界でのプレゼンスを確固たるものとした感のあるメーカー(公式HP)。今年はBORAとモビスターが100%を使用します。
その特徴はなんといっても広い視野を確保するビッグレンズといかついフレーム。アメリカ・カルフォルニアに拠点を構えるアイウェアブランドが巻き起こした「でかレンズ」のブームはまだ続きそう。
Glendale、SpeedCraftシリーズ(上写真)、S3シリーズなどが約200USD。
サガンファン、マチューファンなら100%。
AGU(アグー)
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オランダのAGUは昨年から新・銀河系軍団のユンボビスマをスポンサード。ウェアと合わせてフルセットのスポンサードでログリッチなどの飛躍が期待されます。写真のモデルはおそらくVERVE HDII。
ASSOS(アソス)
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NTTをチーム解散の危機から救ったアソスが、キュベカ・アソスのウェアのみならずアイウェアもスポンサード。プレミア感漂うメーカーです。
EKOI(ウコイ)
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2021年、EKOIはコフィディスとロット・スーダルをスポンサード。
昨年は輸入総代理店が日本にも公式に輸入を開始。トップモデルのPREMIUM 70(上写真)でも1.2万円程度とリーズナブル。
カラーリングが自由にオーダーできるみたいです。
KOO(クー)
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トレック・セガフレードの選手たちが使用するのは、スカイにヘルメットを供給しているイタリアメーカ、KASKのアイウェアブランドです(公式HP)。
KOOは”KASK OPTICS”が名前の由来のこと。写真のリッチー着用モデルOpen Cubeは2.5万円程度。
クー。もしかしたら流行り始めるかもしれないので憶えておきましょう。
Oakley(オークリー)
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ドゥクーニンク・クイックステップ、グルパマFDJ、イネオス…。アイウェア界の王者、Oakley(公式HP)。スポンサードするワールドツアーチーム数は減っていますが存在感は健在です。
オークリーかけとけば、どんな顔だろうが格好良く見えることから、一部のサイクリストの間では「オークリー補正」と呼ばれていました。未だにそのカッコよさは健在。誰かとカブっていても全然恥ずかしくない、むしろ仲間意識が芽生えるのがこのOakleyというブランド。
Jawbreaker、Radar EVといった定番はもちろん、Flight Jacket(上写真)、Sutroといったビッググラスデザインも欲しくなります。定価はいずれも3万円程度ですが、デザインやモデルによってかなり値段にバラつきがあります。Wiggle等では定期的にセールをやってるのでお見逃しなく。
王道好きならこれで間違いなし。
POC(ポック)
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EFエデュケーション・ファーストの選手たちはヘルメットと同様アイウェアもPOC(公式HP)。
POCデザインが織りなすその独特の世界観に、ハマる人続出中の伸び盛りのスウェーデン発ブランド。
ASPIREシリーズ(上写真)、CRAVEシリーズ、DOシリーズが主なラインナップでいずれも3万円以上が相場。
北欧とモダンデザインが好きなあなたにおすすめ。
Rudy Project(ルディ・プロジェクト)
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バーレーン・ビクトリアスの選手たちは、ヘルメットと合わせてRudy Projectを使用(公式HP)。
ヨーロッパで絶大な人気を誇るイタリア発アイウェアブランドは、老舗でありながら常に自転車やトライアスロン、陸上、ゴルフなど様々なスポーツの第一線で戦い続けていました。
CUTLINE、DEFENDER(上写真)とTRALYXが王道モデル。価格はいずれも2〜3万円。
Rudy Projectは生粋のサングラスメーカー。性能は間違いありません。
SCOTT(スコット)
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チームDSMの選手たちが使うのは、SCOTTのアイウェアです。
SCOTTなんでもつくってる。写真モデルはLEAP。SCOTT乗りなら、サングラスもSCOTTにしてみてはいかが?
Scicon(シーコン)
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昨年のワールドツアーシーンから目立ちはじめたのがこのメーカー。イスラエル・スタートアップネイション、UAEに加え、今年はチーム・バイクエクスチェンジへプロダクトを提供し、Oakleyと100%と並ぶ存在感を放っています。
Smith(スミス)
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シトロエンのスポンサー合流と共にチームの使用機材が大幅に変わったAG2Rシトロエンは、Smith(スミス)を使用。がんばれGVA。
FORCE(フォース)
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ワンティはFORCEを使用。
ひとりごと
Smith、Assos、Smithといったメーカーがワールドツアーシーンに初登場。目まぐるしく我々の前に現れる新商品。物欲との闘いは今年も続きそうです。