シマノ/ SHIMANO
シマノのフラッグシップモデル、FC-R9200-Pは、高精度なデュアルサイドパワーメーターを搭載しており、左右のクランクアームにそれぞれ24個のひずみセンサーが取り付けられています。これにより、ペダルストロークごとに両足の力を個別に正確に計測でき、精度は以前のモデルよりも1.5%向上しています。BluetoothとANT+に対応し、あらゆる天候下で信頼性の高いデータを提供。バッテリー寿命は300時間以上で、簡単に充電可能です。活動温度補償機能も搭載しており、異なる気温下でも一貫した精度を保ちます。
スラム・クオーク / SRAM Quarq
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クオークの創業者はメイヤー夫妻で、妻のMBA取得&夫のトラアスロントレーニング環境を求めてオーストラリアに移住した際にパワーメーター開発を開始しました。2006年にプロトタイプを完成させて展示会で発表したところ、SRAMの目に留まり、2011年にはその傘下に入りました。
クオークのフラッグシップモデル「DZero DUB」は、精度と耐久性に優れたパワーメーターです。スパイダー内の8つの歪みゲージを用いて左右の足のパワーを計測し、1万点以上の温度データに基づく自動補正機能(10K温度補償)で、気温変化に左右されず正確なデータを提供します。MagicZero機能により走行前のキャリブレーションが不要で、ANT+とBluetoothLEに対応しています。CR2032バッテリーで約200時間稼働し、IPX7防水規格を備えており、どんな環境でも使用可能です。
SRM
エスアールエムのフラッグシップモデルは「SRM PM9 Origin Road Carbon Power Meter」です。カーボン製クランクアーム採用で、非常に軽量で剛性も高く設計されています。エスアールエムの特徴である144点キャリブレーションを用いることで、±1.0%の高い測定精度を実現しており、左右のパワーバランスの計測も可能です。また、Bluetooth SMARTとANT+の通信プロトコルに対応し、自動温度補償機能も備えています。さらに、充電式バッテリーは約100時間の稼働が可能で、多くのバイクフレームに対応する交換可能なスピンドルサイズを提供します。
パワーツーマックス / Power2Max
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ドイツ発祥のパワー2マックス。元々自動車用ワイヤレス製品を開発していた創業者が、その技術を生かして趣味の自転車へ技術の適応を考え始めたのがきっかけでした。フラッグシップモデルは、NGeco Roadです。この最新モデルは、前世代と比較して温度補償機能が向上しており、様々な気温下でも一貫した精度(±2%、アップグレードで±1%に向上可能)でパワーを計測します。
参考ソース
- WorldTour bikes and tech: Who's using what in 2022?|Cyclingnews
- WorldTour bikes and tech: What are teams using in 2023? | Cyclingnews
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