アイアンマン台湾2018参加レポート

 

①移動&宿泊編、②当日準備&スイム編、③バイク編
につづき、今回は最後のラン編です。
上の写真の通り、ランは平坦な10kmコースを4周+α。
トランジションはゴール横・シェラトンすぐそばの広場。

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目標は、日が沈むまで。

やっとこさたどり着いたトランジションには、もうすでにかなりの数のバイクが並んでいた。
どう頑張ってもカテゴリー入賞(5位以内)は無理そうだ。

アイアンマンの最高峰・アイアンマンハワイ(別名KONA)を翌週に控えているから強豪はあまり出ないので、台湾は入賞しやすい。なんならKONAスロット(※)も取りやすいという噂(オフィシャルHPにもはっきり書いてあった)を真に受けていたが、それは「もしあなたが十分に強いのであれば」という前提があるようだ。甘かった。

※KONAスロット:各年代カテゴリー1位の選手に与えられる、アイアンマンハワイ世界選手権への出場権利。これを目標にアイアンマンに取り組むアマチュア選手も多い。1位の選手が辞退した場合には、次の順位の選手に、さらに辞退した場合はさらに次の順位の先取に…と割り当てられていく。

シェラトン前の大通りを行ったり来たりしていると、10kmコースの出来上がり。

さて、これからフルマラソン。
気持ちを切り替えようとしたその瞬間、ふと冷静になった。

ん?フルマラソン?

どうかしている。2年前に初マラソンを走ったきり、そんな長距離は走っていない。日が暮れる。

というわけで、最初の500mは、トランジションにおいてあったスポーツようかんを無理やり食べながら、歩いた。

そして歩きながら考えた。

「目標は、日が沈むまでにゴール。」

適当である。とりあえず歩かずに走る理由が欲しかった。

そして走り始めた。
しかしどうも力が入らず、なんだか抜かれてばかりのようである。

カフェイン×ビルドアップ。

「なんでこんなことしてるんだろう?」
そう思ったときは、カフェインである。

コーラを飲もう。
そして、カフェイン入のジェルを食そう。

このカフェイン入ジェル、驚くほど効く。人によるのかもしれないが、私の場合は頭が冴えて、足も軽くなった気がした。

参考までに、アイアンマン台湾のランコース上では、計32回もエイドを通過できる。つまりほぼ1.3kmに一回はエイドの恩恵にありつける。至れり尽くせりというわけである。

うろ覚えではあるが、今回のランでの補給をまとめてみた。

アイアンマン補給食RUN編
  • ほぼ毎回:水ひとくち(エイド)
  • 2回に一回くらい:コーラひとくち(エイド)
  • 3回に一回くらい:塩ひとくち(エイド)
  • 10回に一回くらい:よく冷えた缶入りスポーツドリンク(エイド)
  • 10km地点くらい:バナナ(エイド)
  • 残り20kmくらい:カフェイン入りジェル(持参)
  • 残り10kmくらい:カフェイン入りジェル(持参)

※エイドでもらえるもの(公式HPより。):水、スポーツドリンク、コーラ、エネルギージェル、ポテトチップ、バナナ、スープ、塩、プラムの粉、キャンディ、カップアイス

カフェインに加えて、アイアンマンという超耐久レースで大事なこと。
それは「ビルドアップ」だと思う。
要は「最初ゆっくり入って、最後あげる」走り方で、非常に気持ちよく走れる。

今回の例で言えば、大体6分30秒/kmで入って、最終的に4分40秒/kmに上げた。すると平均で5分30秒くらいになるので、サブ4で走れる。序盤で勢いよく抜いていく選手は結構な割合で終盤ペースダウンするので、我慢我慢でペースを抑えたほうが良いと思う。(参考までに、トップ選手は何食わぬ顔でサブ3で走る。もはや人間技とは思えない。)

今年のアイアンマン台湾のランコースはほぼフルフラット。加えて、1周が短いため、コース上に人が途切れることがあまりない。人が周りにたくさんいると、次はあの人に追いつこう、その次は…と目標が設定しやすいので、集中力が落ちづらい。

エイドステーションで人生で一番おいしい塩をちょくちょくもらいながら、淡々と走り続けた。

「日が暮れそうだな」そう思ったときにカフェインの注入とともにペースアップ。

すると、あっという間にゴールが近づいてきた。走りはじめのときは歩くこともままらなかった足が軽い。カフェイン恐るべし。

そして日が沈んだ直後。

ゴール。

長かった。ひたすら長かった。

KONAへの道は果てしない。

初アイアンマン。

バイクで思った以上の強風にやられて、余裕だと思っていたavg30km/hを切ってしまいましたが、一方でランでは予想以上に足が動き、2年前にたった一回だけ走った初マラソン単体のタイムより15分ほど遅いだけの、サブ4でゴールできました。控えめに言って、初アイアンマンは満足の結果だと思っています。SWIMが短かったことだけ心残りですが笑。

今回大崩れしなかったのは、(ポジション出せてなかったために)バイクで無理なTTポジションをとらなかったことで、逆に、ランに向けて体力が温存できたことが要因かなと思います。災い転じて福となすということでしょうか。あとはカフェイン効果。

レース翌日のコーヒー。アイアンマンが終わったポンフー島は穏やかな風が吹いていました。

 

振り返ってみて一層感じたこと。

アイアンマンは達成感がすごい。

ことアイアンマンのような耐久レースでは、「速いから偉い」というわけでもないかもしれないけれど、折角だからもっと上を目指して挑戦したい、そう強く思った大会でした。

しかし、総合トップとは2時間50分の差、年代別トップとは1時間20分の差。

KONAへの道は果てしないようでございます。

アイアンマン台湾2018参加レポート
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