アイアンマン台湾2018参加レポート

 

移動&宿泊編
当日準備&SWIM編、

につづき、今回は③BIKE編です。
上写真のように、島を2周ほどする180kmのコース。

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ポジションが、出ていない。

10分もかからずに終わったSWIMが終わったので。
続いて、数百m離れたトランジットへと走る。
トランジットは全部で8分程度と、かなりゆったりと通過した。

まず、トランジットに入ると、事前詰め込んだ荷物が入ったバッグをとる。少し移動して靴下やらバイクシューズやらヘルメットやらを着用する。今回の目標は完走。焦っても仕方がないので、「よっこらせ」と座って長い旅路への支度をした。

スイムアップからトランジットエリア(TA)に向かう道には、カーペットを敷いてくれている。

補給食を後ろポケットに詰め込み、ついでにちょっとだけ補給を食し、いざ180kmのバイクへと走り出した。

ここで早速、問題が発生した。

「ポジションが、出ていない。」

DHバーを握って前傾姿勢を取ると、若干尿道が圧迫される。TTポジションではなく完全にロードポジションだ。OMGそりゃそうだ。

というのも、実は今回は直前でバイクを変えた。

今メインで乗っていて、練習でもポジション調整をしっかりしていたバイク、CanyonのDi2バッテリーが、実はフレーム内蔵で、出すのにプレスフィットBBを取り出すという特殊な工程が必要で自分の手には負えないと気がついたのがフライト前日。(Di2バッテリーは受託荷物として預けられないので、手荷物として機内持ち込む必要がある。)我ながら間抜けである。

そんなわけで、急遽、旧バイクのCarerraを持ち出して、チェーンを変え、ブレーキシューを変え、バーテープを巻き、スプロケットにスペーサーを入れて10速仕様にして、なんとか調整を間に合わせたのである。前日も仕事休んどいてよかった。

止まって前乗りポジションに変えるか、そのままいくか…。走りながら数分間迷ったが、決めた。

「このままでいこう。」

DHバーはなるたけ使わないようにしよう。
ロード練のように180kmを走りきろう。

そもそもDHバー持ったまま6時間も走る練習なんてしておらず、乗り込み不足感があった。であれば、大学時代に散々乗りこんだこのロードで、体に染み付いたポジションであれば180kmは行ける気がする。そう、そんな気がした。

風の島、ぽんふー。

ポジションについて自分の中で答えを出したところで、あることに気がついた。妙に楽ちんなのである。ほとんど力入れていないのに、35km/hくらいはさくっとでてしまい、少し力を入れれば40-45km/hは出てしまう。

さてはて、調子が良いではないかわははははは、と思ったのもつかの間、厳しい現実に気づく。

超・追い風だったのだ。

まさに、行きはよいよい帰りは怖い、である。

折り返した途端に、さっきまでと同じパワーだと20km/hも出ない。
俄然、頑張るしかなくなるのであった。

実は、アイアンマンが開催される台湾の離島、ポンフー島は、別名「風島」と呼ばれることもあるほど、風が強いことで有名である。恥ずかしながら、レース後に知った。確かに、パンフレットのバイクの写真に、妙に風力発電のタービンが写り込んでいるなとはなんとなく気になっていたが、ここですべて納得した。

ああ風が強いんだ、だって発電できるんだもの。

特に、バイクコースのハイライト、澎湖(ポンフー)のシンボルである全長2.5キロの「跨海大橋」の風は一級品だった。行きは天国、帰りは地獄。行きは「下ってるのでは?」帰りは「登ってるのでは?」と真剣に思ったことは言うまでもない。

エネルギーよりも大事な物。それは塩だ。

180kmにも及ぶBIKEで大事なのは、エネルギー補給とペース配分。これは誰もが知る鉄則である。しかし、なかなか教科書通りに実行することは難しい。参考までに、私が補給したものをリストアップした。

持っていったが余った補給食。左からエネ餅→Magon→電解質パウダー→スポーツようかん。柿は持っていっていない。

アイアンマン補給食BIKE編
エイドステーションの位置と、もらったもの
  • 25km:-
  • 49km:水
  • 74km:水、スポーツドリンク
  • 92km(Special Needs Bag※受取):特製しょっぱおにぎり
  • 116km:スポーツドリンク
  • 140km:スポーツドリンク
  • 160km(Special Needs Bag受取):あんぱん

※Special Needs Bagは、バイクやウェアポケットに入らない補給食などをスタート前に預けることで、特定のエイドステーションで受け取れるもの。とても便利なので有効活用したい。

上記に加え、走行中に食べたもの

  • エネ餅(145kcal)×4
  • スポーツようかん(113kcal)×4
  • 電解質パウダー×2
  • 電解質タブレット×20くらい

2000kcalくらい取ればいいと言われる中で、エネ餅+スポーツようかんで1000kcal、おにぎり+あんぱんで500kcalくらいだろうか?

Runでも、バナナやカフェイン入ジェルを食べたので、おそらく合計でちょうど2000kcalくらいになったと思われる。10個以上持っていったジェルは、結局1つも食べなかった。

補給食について、今回強く感じたのは、「塩」の大事さである。

ご存知の通り、補給食は甘いものばかりだ。序盤では「うまいうまい」と食べていたエネ餅やらスポーツようかんやらも、後半になってくるとだんだん受け付けなくなってくる。(餅とようかんの名誉のためにいっておくが、これらは普通のおやつとして食べたいくらい美味しい。ただ、180km走りながら、となると話が違ってくるだけである。)

160km地点で受け取ったコンビニあんぱんに関しては、なにか脂っこいものが入っていたのか、口に入れた瞬間吐き気を催したので、少し食べてすぐに捨ててしまった。

一方、「特製しょっぱおにぎり」は涙が出るほど美味しかったのである。ごはんの噛みごたえと合わせてその後2時間程度は通常以上のエネルギーが湧いていた気がする。

作り方は簡単。
1. サトウのごはん(日本から持参)を湯沸かしポッドのお湯で温めて炊く
2. ごはんに梅わかめふりかけ(日本から持参)をこれでもか!とザーっと混ぜ込む。目安は通常の10倍。
3. ラップ(忘れたので、やってしまった!と思ったものの現地のコンビニで購入)で包んで完成。

かなり余計なお世話かもしれないが、「かるーく一膳」パックのほうが、部屋のポッドが小さくても温めることができるのでおすすめ。
電解質パウダーや電解質タブレットも、甘くないし飽きが来ないのでおすすめ。

目標が完走で、特に追い込んでないのであれば、ジェルではなく、餅・ようかん・おにぎりといった、固形物で十分である。普段慣れていないジェルばかり食べると胃腸をやられてしまう人も少なくないので、目標に合わせて補給食は選ぶとよいだろう。

さて、ついでにペース配分に関して。正直、今回は、風が強すぎたのはもちろん、特にパワーメーターも使っていないので、ペース配分についてはあまり考えられていない。あえていうなら、「ロードのロング練のペースで」といったところだろうか。

終わってみればAvg 28.5km/hと、自分の中で余裕で行けるだろうと思っていたAvg 30km/hにも及ばなかった。こればっかりは仕方がない。

次回は最終種目④RUN編

アイアンマン台湾2018参加レポート
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