なぜ、自転車乗りはモテないのか。
Photo by Julia Stepper on Unsplash

先月、なんとなく情報収集をしている中で、ある記事が目に止まった。

なぜ自転車乗りはモテないのか、やらかす前に自覚をもって気をつけよう!一般人から見た本格的ロード乗りが勘違いしていること

じつは、このWEBメディアを立ち上げようとしたきっかけの記事でもある。

ここ10年で3〜4倍に増えたと言われるスポーツ自転車人口参照データ)。若者のクルマ離れが叫ばれる一方で、弱虫ペダルブームの後押しも受けて間違いなく自転車は広まりを見せている。だからこそ、である。このまま「自転車乗りがモテない」という認識が広まってしまうことに危機感を覚えている。このブームに水をさしかねないからだ。

自転車のポジティブな情報をどんどん発信していく必要がある、そう思ってこのWEBメディアを立ち上げた。

そこで、本記事では、なぜ自転車乗りは嫌われるのか、周りから好かれる自転車乗りになるにはどうしたらいいのか、についてまとめた。

自転車乗りの評判が悪いのは、態度とマナーが悪いから

記事によれば、以下のような態度とマナーが、自転車乗りがモテない理由だ。

  • 速いやつが偉い、という態度
  • いい機材を持ってるやつがスゴイ、という態度
  • 初心者に優しくない、ショップや上級者の存在
  • ハンドサインを認識しないドライバーに対して、理不尽に怒る
  • ヘルメットを被っていないサイクリストをみつけて、SNSなどで叩くヘルメットポリス
  • 女子サイクリストへのストーカーもどき行動
  • サイクルジャージでのTPOを守らない

耳の痛い話かもしれないが、特に上級者の自転車乗りの皆さんには、胸に手を当てて考えてほしい。

  • サイクリングロードで、歩行者のすぐ横を猛スピードで抜かさなかったか?
  • 初心者に対して、「それぐらいネットで調べればわかるよ」と突き放さなかったか?
  • ゆっくり走る自転車乗りたちを内心で馬鹿にしていないか?
  • サイクルジャージで、我が物顔でおしゃれなお店に入りクリートでフロアを傷つけなかったか?

きっと一つや二つは当てはまってしまうのではないのだろうか。今はやっていなくても、昔はやっていた、という人も多いかも知れない。嫌われるのは、嫌われるだけの理由がいつもある。

モテる自転車乗りになるために、Chariyorumが伝えたいこと

Chariyorumがオススメするモテる自転車乗りになるための方法はたった一つ。

  • 周りにいるかっこいい自転車乗りの真似をしよう。

きっと、あなたの周りに一人くらいはかっこいい自転車乗りはいるはずだ。もしいないなら、憧れのプロ選手でも、ファッションリーダーでも、芸能人でも、Youtuberでも、instagramerでも、誰でもいい。あなたが「自転車いいな!」と思った瞬間、そこにいた人は誰だっただろうか?

たぶん、その人が実践していることは「心を広く、常に余裕を」とか、「ちゃんとTPOを守る」とか、スゴイ単純なことだと思う。それでいい。

そして、もうひとつ、矛盾してるかもしれないが、強く伝えたいことがある。

  • 真面目になりすぎるな。すべてを忘れて自転車に乗ろう。

ネット上にはあらゆる情報が流れ、いろんな人がいて、写真一つ・SNSへの投稿一つで、いわれのない袋叩きにあうこともある。Yahoo知恵袋にも、2chにも、SNSにも誹謗中傷があふれ、その中に自転車乗りへの誹謗中傷をみつけてしまうこともあるだろう。そして自分がやらかすことがこわくて、自転車から遠ざかってしまう人もいるかも知れない。もしくは自分自身を守るために、誹謗中傷する側に回ってしまう人もいるかも知れない。

そんなときは自転車に乗り始めたときのワクワクを思い出してほしい。「自転車乗りがモテない理由!」という暇つぶしのこんな記事のことなんて忘れて、ペダルを漕いで遠くまで行ってほしい。

最後に

欧米では、自転車は決して「ちょっと変わった人の趣味」ではなく、文化として広く受け入れられている。たとえば、4人に1人が自転車通学をしているといわれているオランダの様子をみれば、いかに自転車が生活に密着しているかわかる。

オランダ人と自転車の出会いは、3歳の誕生日。両親からプレゼントされる風習があり、その時に乗り方も教えてもらいます。10歳になると、ほとんどの子どもたちが「国民交通試験※」を受けて実技と交通ルールを学び、どこへ出かけるのにも自転車が相棒に。通学はもちろん、買い物や家族旅行にも出かけていき、大人になってからも自転車はいつも手放せない存在です。だから、自転車への愛着も人並み以上。古い自転車を大切に乗ることがステータスでもあるのです。

日本で、ヨーロッパのように自転車が文化として広く受け入れられるまでの道のりは平坦ではないだろうけど、格好いい自転車乗りを一人でも増やしていくことで、そこに一歩でも近づくのかな、と最近は思っている。

自戒を込めて。

Chariyorum

スポンサーリンク

Twitterでもタイムリーにつぶやいてます