ジュリアン・アラフィリップの芸術的な勝利で幕をおろしたミラノ〜サンレモ。
ミラノ〜サンレモといえば!という有名な勝負どころは2つ。
勝負どころ1:チプレッサ(ゴールまで残り21.5km地点/距離5.65km/平均4.1%/最大9%)
勝負どころ2:ポッジオ(残り5.4km地点がピーク/距離3.7km/平均3.7%/最大8%)
今回、勝負が大きく動いたのは2つ目のポッジオ。
アラフィリップが自ら動き、小集団スプリントに持ち込みました。
上位選手の走行データがStravaにあがっていたようなので、ざっくりまとめました。
参考ソース
ミカエル・クウィアトコフスキー(3位)
ポッジオの平均時速は37.3km/h。
ポッジオの山頂付近の平坦区間にいたっては、最高時速58km/hで駆け抜けています。
サガンを表彰台から追い落とした、最終スプリントの17秒間の平均時速は60km/h。
2位のナーセンより速かったようです。
アレハンドロ・バルベルデ(7位)
世界王者おじさん・バルベルデのポッジオ平均時速は37.7km/h、平均パワーは413W。
アラフィリップやクウィアトたちについていくために30秒間平均で754W(最大911W)という驚異的なパワーを叩き出しています。
オリビエ・ナーセン(2位)
2位入りを果たした元ベルギーチャンプ、ナーセンのポッジオの平均パワーは501W、30秒間平均は892W(最大1199W)。
身体大きい分値も大きくなる結果に(184cm/71kg。バルベルデは178cm/61kg)。
最終スプリントのトップスピードは58.3km/hで、最大パワーは1289W。
ヴィンチェンツォ・ニバリ(8位)
ディフェンディング・チャンピオンのニバリは上りで遅れ、下りで追いつく苦しい展開。
下り区間の平均は56.8km/h(先行した選手たちの平均は49km/h)。
そして、最高速度は驚きの88.9km/h。
バルベルデが70km/hであったことを考慮しても、いかに早いかがわかります。
さすが下りの名手。
クレメント・ヴェンツルーニ(24位)
後続集団でスプリントをしたAg2rのスプリンター、ヴェンツルーニは16秒間のスプリントで平均64.6km/hを叩き出しています。
クリストフ、ガヴィリア、デマールといったトップスプリンダーも同様の数値かと思われます。
最後に
データ命!ってスタンスは苦手なんですが、なんだかんだデータって見てると面白いのでまとめてみました。
やっぱり異次元ですね。
異次元すぎて、クウィアトのStravaデータに誰かがフラグ立ててました。
だれかが「こいつ、車で走ったんじゃない?」と疑問を呈したい時に報告するStravaのシステムです。
気持ちはわからなくもない。。笑

クウィアトの Stravaデータに立てられたフラグ