アルデンヌで泣いたエヴェネプール。ピノファンが歓喜したアルプス。
Photo by Peters, Hans / Anefo on Wikimedia Commons

春のクラシックは北のクラシックだけではありません。アムステルゴールドレースラ・フレーシュ・ワロンヌ、そしてリエージュ~バストーニュ~リエージュアルデンヌクラシックと呼ばれるこれらのレースも、多くの選手が目標に掲げる存在として、また伝統あるレースとしての地位を確立しています。2022年アルデンヌクラシックのまとめです。

クフィアトコフスキか。コスヌフロワか。

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アムステルゴールドレース優勝はクフィアトコフスキ。昨年のワウトVSピドコックに続く僅差の写真判定勝利となりました。一度はコスヌフロワが優勝を言い渡されながら判定が覆り、クフィアトコフスキの優勝が確定するという珍事も。

クフィアトコフスキといえば2020年ツールで脆くも崩壊したイネオスに安堵のステージ1勝をもたらしたことは記憶に新しいですが、ワンデーレースでの勝利は2018年の国内選手権以来。アムステルゴールドレース優勝はアルカンシェルを着ていた2015年以来2度目です。マチュー・ファンデルプールが衝撃の逆転勝利をおさめた2019年、ゴール前で先頭に立ちながらマチューの追い上げとともに後方に沈んだクフィアトコフスキ。久方ぶりの嬉しいアルデンヌ勝利となりました。

ユイの壁を制したトゥーンス。2位には驚異の42歳バルベルデ

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フレーシュ・ワロンヌディラン・トゥーンスが優勝。ベルギーには、ワウトやレムコといったスーパースターの影に隠れ注目が集まりづらい中、それでも並々ならぬ強さを誇る選手が山ほどいます。トゥーンスもそのうちの一人と言えるでしょう。2019年&2021年ツール区間優勝といったピカピカの経歴に、アルデンヌクラシック勝利という称号を添えました。

そして2位にはアレハンドロ・バルベルデ。2006年に1勝、2014年から2017年まで4連覇と、かつてフレーシュ・ワロンヌ、ユイの壁の代名詞だった男は今年で42歳。最強伝説の末尾には、まだまだ続きがありそうです。

ジルベール最後のLBLでエヴェネプールが初モニュメント

最高峰「モニュメント」にも組み入られ、アルデンヌクラシックの中でもひときわ格式高いレース、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、通称LBL。勝ったのはレムコ・エヴェネプールでした。もはや彼の代名詞ともなった単騎独走後方無視走法を勝負所のコート・ド・ラ・ルドゥットから敢行。約10日前に開催されたブラバンツペイルではイネオス包囲網に苦杯をなめながら、それでもウルフパックの春クラシックを最後の最後で救ったのはエヴェネプールだったのです。

また、本大会はフィリップ・ジルベールにとって最後のアルデンヌとなりました。2014年、アムステル、ワロンヌ、リエージュとアルデンヌクラシック3連戦を全て優勝したレジェンドも、バルベルデと共に今年で引退を迎えます。

ピノとバルデが復活の狼煙?

ツアー・オブ・ジ・アルプスで、ティボー・ピノが最終日に区間勝利、同日ロマン・バルデが逆転で総合優勝を遂げました。長くツールでフランス人総合系選手の活躍できていなかった中で、その復活の狼煙をあげると同時に一時代を築いたピノとバルデ。攻撃的な走りと親しみやすいキャラクターからファンを魅了してきた両選手の活躍を、ファンはこれまで以上に喜んでいます。

毎月ランダムトピックまとめシリーズは今回で終わり。

一年ほど続けてきた毎月のランダムトピックまとめ記事ですが、ひとまず今回でシリーズ終了です。毎月といいつつトピックどころか更新頻度もランダムとなる状態の中、それでも細々と読んでくださった皆様、ありがとうございました。さて。次は何をしよう。

 

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