ダビデ・フォルモロはモニュメント制覇の夢を見る。現イタリア王者のこれまでとこれから
Photo by filip bossuyt on flickr

ベルナル、ログリッチ、キンタナ、ブッフマン、クライスヴァイクと総合勢が落車や怪我などで続々リタイアしていったクリテリウム・デュ・ドーフィネ。

ユンボVSイネオスの戦いは、ツールに持ち越しの模様です。どの選手も万全な状態でツールに戻ってきて熱い戦いを繰り広げてくれることを願いましょう。

…とういことで、今回はドーフィネで活躍した選手を思いつきで深堀りする記事。イタリアチャンピオン、ダビデ・フォルモロにズームイン。

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波に乗るイタリアチャンピオン

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ストラーデ・ビアンケで2位と調子のよさを見せていたフォルモロがクリテリウム・デュ・ドーフィネの第3Sで逃げ切り勝利。

今までどちらかというとステージレースで活躍していたイメージのあったフォルモロですが、リエージュ・バストーニュ・リエージュ2位、イタリア選手権優勝、東京五輪テストイベント2位と、昨年はワンデーレースでも好成績を連発。

UAEに移籍した今年はワンデーレースにフォーカスすることを年始には明かしていました。

6歳で自転車に乗り始めた少年は22歳でグランツール初出場&ステージ勝利

フォルモロは6歳から自転車レースに出場し始めた生粋の自転車少年。イタリア・ヴェローナ近郊の町で生まれ育ちます。

We used to play fields and he was always on his bike.
外で遊ぶ時、彼はいつだって自転車の上にいた。

2013年にツール・ド・ラヴニールで総合6位に入るなど、ステージレースで存在感を発揮していたフォルモロの走りはスカウトの目にもとまり、21歳の時ワールドツアーチームであるキャノンデールと契約。

翌2015年には初出場のジロでステージ勝利と鮮烈なグランツールデビューを果たします。その後もステージレースで総合成績一桁~20位台、リエージュ・バストーニュ・リエージュでも好成績を収め、解散危機に陥っていたチームの主力として活躍。キャノンデール・ドラパックを去る際はこんなコメントを残しています。

This team is different to most others. People don't always understand and appreciate it, but this team always puts you in a position to perform at your very best. <略>Cannondale-Drapac likes to keep the stress to a minimum, while keeping expectations high
このチームは他とは違う。みんながみんな理解してくれるわけじゃないけど、ベストパフォーマンスを引き出してくれるチームなんだ。<略>キャノンデール・ドラパックはストレスを最小にしながらも、大きな期待を持ち続けることを好んでいた。

2018年からはボーラに移籍。好成績を収めながらも勝利に届かない日々が続く中、久しぶりに手にした勝利が2019年3月のヴォルタ・カタルーニャのステージ勝利。前述のワンデーでの好成績への布石としたのです。

ちなみに、チーム解散危機という難しい時間を共にした元ボスのジョナサン・ヴォーターズ(現EFプロサイクリングGM)も、「より良い報酬のためにチームを去った選手には呪いの人形を作って痛めつけるのが常なんだけど、フォルモロの今日の勝利は本心でうれしいよ」と彼の流儀で祝福Tweet。愛されるキャラクターなのだろうと想像できますね。

そしてEFとしては最終的に予想していなかった総合優勝を手にするのですから、ヴォーターズにとっては幸せな1週間だったに違いありません。

※ちなみにマルチネスが総合優勝を決めた際のヴォーターズの奇声ツイートはこちら。

UAEでワンデークラシックを狙う

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This year I’m more focused on the Classics, so I hope also for the Olympics and the World Championships.
今年はクラシック、それにオリンピックと世界選手権にフォーカスする。

ボーラでの2年を経て今年からUAEに移籍し、グランツールよりもアルデンヌクラシック、そして世界選手権とオリンピックに照準を定めていたというフォルモロ。しかし残念ながら世界選手権は開催地変更、オリンピックは延期に。

現時点ではポガチャル(もしくはアル)のアシストとしてツール&ヴェルタのロングリストに入っており、その間を縫って開催されるアルデンヌクラシックへの出場も見込まれます。ツール、そしてその先のアルデンヌクラシックでイタリアチャンピオンは再び輝けるのでしょうか。

特に相性のいいモニュメント、リエージュ~バストーニュ~リエージュでの成績は32位、23位、7位、そして2位と尻上がり。残すは優勝だけです。

参考ソース

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