2023年にロードレースで活躍しそうなイチオシ選手10名を紹介
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フアン・アユソ - 大きな一歩目のその先

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初出場のグランツールだったヴェルタ・ア・エスパーニャで総合3位のフアン・アユソ。2021年U23ジロで2位の実力者ヨハンネセンに3分もの差をつけて総合優勝した逸材が目指すのは、さらに上のはず。なお所属チームであるUAEチームエミレーツは戦力補強に邁進中。今年はZwiftアカデミーからプロデビューして以降めきめきと力をつけてきたジェイ・ヴァインを獲得し、さらに2022ジュニアシクロクロス世界チャンピオンのヤン・クリステンと2024から2027年まで契約。タレント揃いのチームにさらなる勢いをもたらすのでしょうか。

カルロス・ロドリゲス - イネオス有望若手GCライダー渋滞中


バルベルデ師匠が引退したスペインにおいて、アユソと共に次世代GCライダーの期待を背負うのはカルロス・ロドリゲスです。昨年はスペイン国内選手権優勝、ジロ総合7位など、有望株揃いのイネオス若手GCライダーの中でも目立った成績を残しました。

今年のイネオスはイェーツやカラパスを放出し、大エースエガン・ベルナル復活もまだ不確定要素が多い状態。若手に多くのチャンスが回ってくるでしょう。ロドリゲスのみならず、オーストラリア国内選手権2連覇のルーク・プラップ、ブランツ・パイル優勝のマグナス・シェフィールドにも引き続き注目です。また今季新加入のネオプロ、昨年U23ジロ総合優勝のレオ・ヘイター、ジュニア世界選手権チャンピオンで194㎝長身がトレードマークのジョシュア・ターリングも驚きをもたらしてくれるかもしれません。

フレッド・ライト - すぐそこにあるビッグウィン

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昨年勝ち星がないながらも最も目立った選手の一人にフレッド・ライトがいます。終始積極的な走りを見せたツールで個人TTも含む3回のトップ10入り、続くヴェルタでは7回もトップ10入りを果たしポイント賞2位に。昨年7位のロンドなど北のクラシックに対するモチベーションも高く、ビッグウィンはもうすぐそこです。

同世代のステージハンターとしてマウロ・シュミットの名前があげられます。2021年にはジロステージ1勝をあげ、キュベカアソスの解散に伴い昨年からウルフパックに加入。ジロで個人TT含む4回のトップ10入り、ジロ閉幕から10日後から開催されたベルギーツアーでは総合優勝。さらに大きな勝利を予感させる活躍ぶりでした。

トビアス・ハラン・ヨハンネセン - 同郷の先人達に続きたい大器


2021年のラヴニール覇者、トビアス・ハラン・ヨハンネセン。昨年はエヴェネプールが総合優勝したツアー・オブ・ノルウェーでジェイ・ヴァインやルーク・プラップに続く総合4位、クリテリウム・デュ・ドーフィネでも総合10位とまずまずの成績でした。同じくラヴニール覇者で同郷のトビアス・フォスが世界選手権個人TT優勝という金星を獲った流れに乗りたいところ。なお所属チームには今季から同郷の大先輩アレクサンダー・クリストフが加入しています。ツール・ド・フランスのワイルドカードを勝ち取ったUNO-Xのエースとしての自覚がヨハンネセンを覚醒させるのでしょうか。

キアン・アイデブルックス - エヴェネプール次世代がもうここに


ツール・ド・ラヴニールといえばこの選手は外せません。昨年鳴り物入りでボーラ・ハンスグローエに加入し、期待通りラヴニール総合優勝を手にしたキアン・アイデブルックスです。今年は昨年よりも大きなレースへのエントリーが予定されており、前年のラヴニール覇者アユソ、そして名実ともに世界一となったエヴェネプールにも優るとも劣らないと言われているその才能を世界中に披露する舞台は整っています。

ゾーイ・バックステット - マルチ2世ライダーがジュニアレースを席巻中

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ここ数年で盛り上がりを増してきた女子ロードレースですが、昨年ジュニアカテゴリーのレースを席巻したのはゾーイ・バックステットでした。ロンド・ファン・フランデーレン・ジュニアレース優勝、9月開催のWatersley Ladies Challengeで第1~3ステージを総取りして完全総合優勝、続くロードレース世界選手権でも圧倒的な力を見せつけロードレースと個人TTで2冠達成(なお2021年もロードレース優勝、個人TT2位)。今年からEFエデュケーション-TIBCO-SVBと2年契約を結び、シクロクロスやトラックレースでもタイトルを総なめしています。なおその世界選手権ジュニア女子では垣田真穂が5位。萩原、與那嶺、梶原らと同様に世界トップレベルになるポテンシャルを秘めた選手が日本にも登場です。

GCライダーで気になるのはニアム・フィッシャーブラック。ジロ・ドンネ総合5位という成績を引っ提げて、アシュリー・ムールマンが去ったSDワークスでより重要な役割を果たすことになりそうです。

マティアス・ヴァチェク - 金星が狙える大粒揃いのトレック若手

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昨2シーズンはクイン・シモンズが特に目立った走りを見せていましたが、トレックの若手は大粒ぞろいです。まずUAEツアーで驚きの逃げ切り勝利を挙げたマティアス・ヴァチェク。当時はガスプロム所属でしたが、チームのライセンス剝奪によりトレックへ移籍。U23世界選手権でも終盤で優勝したフェドロフと逃げて2位に入っています。他にも2021年U23欧州選手権でアユソらを下して優勝したティボ・ネイス、昨年ツール・ド・ルクセンブルク総合優勝のマティアス・スケルモース、2021年U23世界選手権優勝のフィリッポ・バロンチーニなど盛りだくさん。いつ誰が、どでかい勝利をあげてもおかしくありません。

オスカル・オンレー - ヴィンゲゴーに迫ったDSMの新星

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生え抜きのアレンスマンがイネオスに去ってしまったDSMにも期待の若手がいます。その一人が育成チームから昇格したオスカル・オンレー。クロアチアで9月末に開催されたステージレース、CROレースでヴィンゲゴーやモホリッチといった一流選手達に迫る走りを見せて総合3位。ダン・マーティン、ニコラ・ロッシュら実力ある総合系の選手達が相次いで引退したアイルランドにとって、ニュースター的存在です。

ティボ・ピノと7人のネオプロ

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キャリアを通してFDJ一本だったティボ・ピノが今季限りでの引退を表明。ファンからもヤギからも愛さるフレンチクライマーのラストイヤーが、7人のネオプロと共にはじまります。育成チームから昇格する7人の中でも、2021年に欧州選手権ジュニアタイトルを獲り、昨季ラヴニールとU23ジロでステージを獲ったロマン・グレグワー、そしてミゲル・マルティネス(シドニー五輪MTB金メダリスト)の息子で昨季U23ジロ総合3位のレニー・マルティネスなどは特に将来を嘱望されています。

再起にも期待!

10人選ぶつもりで30人近い選手を紹介してしまいました。ネクストブレイク若手選手だけでなく、プリモシュ・ログリッチエガン・ベルナルクリストファー・フルームら中堅とベテランの再起にも大いに期待したいところです。

 

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