獲得標高8,848mエベレスティング、トップ選手記録まとめ。非公式世界記録は7時間40分。
Photo by Lord van Tasm on Wikimedia Commons

コロナ禍で世界中で盛り上がりをみせるセルフチャレンジ。

自分の限界に挑戦しながらチャリティを募る超長距離ライド、超長距離インドアライドなどなど。

最近の流行はエベレスティング。2-3年前くらいから流行自体はきていたようです。知らなかった。

そんなエベレスティングですが、ルールは下記。

① 累積標高8,848m(29,029フィート)を記録する
② ひとつの山(丘)の同じルートを使用する
③ 下りも登りと同じルートを使用する
④ 途中で睡眠を取ってはならない — 1スティントで完遂すること
⑤ 食事・水分補給・充電の休憩時間は総合タイムに含まれる
⑥ 登りは毎回必ず頂上へ到達すること
⑦ 安全に下り、無事に自宅へ戻ること
⑧ タイムリミットはなし

獲得標高8848mというと、富士ヒルだったら7回+α、日本CSCだったら55周+α。
クレイジーですね。笑
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現記録はキーガン・スウェンソンの7時間40分

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徐々にトップ選手の間でエベレスティングが流行り始めたのは、まずはバーチャルライドから。

4月中旬にトレックのチッコーネが「2日前くらいに思い付いたから」とZwift上でチャレンジして、かかった時間は11時間19分。同月末にはカヴェンディッシュとルーク・ローが同じくZwiftで10時間37分で完遂。

それと時を同じくしてイスラエルスタートアップネイションのジェームス・ピッコリはカナダ・モントリオールの屋外でエベレストチャレンジ。時間は14時間40分。平均ワットは240W。獲得標高はなんと12,000m。もはやエベレスティングが通過点になってますね。集めた募金金額は$15,000

その後5月に入り、アメリカの元プロ、フィル・ガイモンが7時間52分の記録(短い坂を70-80セット)。続いてアメリカのコンチネンタルチームHagens Berman Axeonのケヴィン・フェルマルクがガイモンの記録に迫る8時間19分をマーク。

そして5月中旬、アメリカのMTBクロスカントリーチャンピオン、キーガン・スウェンソンが7時間40分をマーク。多発性硬化症患者のチャリティ啓蒙を兼ねてのチャレンジでした。(平均勾配11%最大勾配22.9%の坂を1セット13-14.5分、パワーは大体270-280Wで29セット)

さらに先々週、満を持してBORAハンスグローエのブッフマンが挑戦。新型コロナウイルスで打撃を受けたドイツの幼稚園への寄付を募るため、実走でオーストリアの山でのトライ(平均9.17%の坂を使用)。そのタイムはスウェンソンを上回る7時間28分。しかし、休憩の時間を含めていなかった+同じ坂を使っていなかったというルール違反で非公式記録に。休憩時間を含めると7時間51分だったそうです。

ちなみに、ファンドレイジングのためのPRという側面も大きいため、記録は全体的に非公式。スウェンソンやブッフマンのプロジェクトはまだまだ寄付を受け付けているようなので、ぜひ募金してみてください。

女子は2週間で3回、トータルで3時間半の記録更新

一方の女子ですが、こちらも盛り上がりを見せており、この2週間で記録が3回も塗り替えられています。

まず口火を切ったのが、ボエールスのケイティ・ホール。アメリカ・サンタクルズで従来の記録を2.5時間以上短縮する10時間1分。(8.8km、平均勾配8.8%の坂を使用)

元プロで現在はアメリカ疾病予防管理センターCDCの研究助手として働くローレン・デクレセンソが9時間57分でぎりぎり記録を更新(平均勾配9.83%の坂を使用)。

しかし昨日になって、イギリスのハンナ・ロデス・パッターソンが9時間8分と大幅な記録更新(平均勾配10.9%の坂を37セット)。市民相談サービスという慈善団体に寄付するためのファンドレイジングページを立ち上げています。

ついこの間400kmライドを完遂した世界女王ファンフルーテンが挑戦したらどのくらいになるのか、気になるところですね。

ためしてみよう。

ところで、エベレスティングには、どのくらいの脚力があればいいのでしょうか?

 

「つまり、第一条件として、距離250km・累積標高6,000mを10〜12時間で "快適に" 走れる必要がある。これが可能なら、エベレスティングを完遂できるだろう。」

ハードルたか。。

しかしながら、日本語で少しGoogle検索したところ、完遂している方が結構たくさんおりまして。公式サイト (everesting.cc)にも日本の方の名前がたくさんあります。2020年のチャレンジ認定者だけで15人以上。Zwift含めるともっと…。非公式でやってる人はさらにいるのでしょうか。

ということで、最後に現記録ホルダーのスウェンソンがいいこと言っていたので紹介を。

"I think the cool thing about Everesting is that like anyone can do it anymore in the world on really any climb and they can do it at any pace that they want and I think that's kind of coolest thing. If they take 24 hours to do it, that's that's amazing that they're out there all day and they're suffering just as much. I think it's kind of cool - it just connects everyone who tries to do it and attempted to finish it."
エベレスティングがクールなのは、世界の誰でも、どこでも、どんなペースでも挑戦できることだと思う。もし24時間かかるとしても、それだけ長い時間苦しむという事なんだから、それはそれでクールだ。世界中の挑戦する人がこのチャレンジで繋がるんだから。

 

参考ソース

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