4kmIP世界記録保持者フィリッポ・ガンナがアワーレコード挑戦の意思表明
Photo by Marc on Flickr

あのフィリッポ・ガンナがアワーレコード挑戦という胸アツなニュース。英文メディアにでてきたのは先週の話なんですが、他日本語メディアであまり取り上げられてなかったのでピックアップ。

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「レースカレンダーが決まったら提案してみるつもりだ」

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"When the near future of racing is decided, and with the team we will have a clearer idea about what to do, I will propose it. If there's time, then why not give it a try?
拙訳:近い将来レースカレンダーが決まり、チームが何をすべきかクリアになってきたら僕は提案してみるつもりだ。時間があるならなぜ試してみないんだい?

「アワーレコードへの挑戦は?」何度も同じ質問を受けてきたというガンナですが、今回も挑戦の意志ありとのご回答。UCIやチームのカレンダーが決まらないことにはスケジュールやトレーニングが組めないのも事実ですが、やる気は十分のようです。

"I've never tried it. I don't know what kind of effort it is. Even in normal [racing] situations you take your physique to the extreme, and I remember [Bradley] Wiggins, when he did it, said it was the toughest test of his life.
抄訳:まだ試したこともないからね。どんな努力が必要になってくるのかもわからない。普通のレースに出る時だって体を極限まで仕上げていかなければならないのに、ウィギンスは人生で一番つらかったと言っていたのを覚えてるよ。

現アワーレコードホルダー、カンペナールツは?

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さてそうなってくると気になるのが現記録保持者カンペナールツの動き。実は、COVID騒ぎが始まったばかりのころ、ロンドン・オリンピックベロドローム(ウィギンスがアワーレコードを更新した場所)での無観客アワーレコードチャレンジを提案していたのですが、結局実現はせず。

"It was a nice idea from Victor, but we knew that he would receive little support from the UCI," said Riis. "There are a number of protocols to follow, and you need a number of people to be involved, so it wasn't realistic. If it had been possible, though, he would have received our full support."
ビクターからの提案はナイスだったけど、UCIからのサポートが必要だったし、いくつものルールに従って何人もの人を巻き込まなきゃいけなかった。だから現実的ではなかったんだ。でももし状況が許すなら、私たちは彼に完璧なサポートを提供するつもりだ。

とはリース監督の後日談。やはりなかなか厳しいのか。

イタリア期待の若き巨人は4km4分切りをめざす

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そもそもガンナって日本であまりネームバリューないかも、、とここにきて勘づいたので簡単に紹介しておきましょう。

フィリッポ・ガンナはイタリア期待の星として注目を浴び続けていた存在で、トラック種目も勿論ですが、ジュニア版パリ~ルーベで優勝するなどロードレースでも活躍していました。以前はUAE、現在はINEOSで走り、昨年は個人TTで3勝をマーク、世界選手権個人TTではデニス、エヴェネポールにつぐ3位に入っています。

特徴はなんといっても193cm、76kgというその恵まれた体躯。パワーを活かした走りで、トラック個人追い抜き種目(4kmを全力で走る)では今シーズンまで3年連続で世界制覇。2月末の世界選手権では自身のもつ世界記録を0.7秒以上更新する4分01.934秒という驚異的な記録を残しています。

2019年9月時点での世界記録はアメリカのアシュトン・ランビーが出した4分05.423秒ですから、ガンナは半年で一人で3.5秒も更新したことになります。マラソンでいえば2-3分更新、100m走でいえば0.14秒更新くらいのインパクト。

目指すは人類初の4分切り。

"Before the end of the year I would've liked to organise an event with the team to try and beat the four-minute barrier in the pursuit, looking for the ideal conditions. I was preparing for that towards the end of the seasons."
抄訳:昨年末、チームと一緒に4分切りを目指すプロジェクトを立ち上げて、理想のコンディションを調査し始めたんだ。今シーズン末に向けて準備をしているところだった。

いちファンとしてはロードレースで活躍する姿も見てみたいと思うのですが、まだ23歳という若さですから、その機会はおのずとやってくるはず。まずは4分切りをみてみたい。アワーレコード更新もみてみたい。まだまだ先の見えない状況ですが、いつか来るレース再開に向けて、また1つ、いや2つ、楽しみが増えました。

I like the stuff you can do around the pursuit -the marginal gains stuff if you like- But also the purity of the ride.
パーシュート(追い抜き)で工夫できる、君たちがマージナルゲインと呼ぶようなものが好きだ。でももっと言うなら、ライドそのものの純粋さが好きなんだ。

おまけ。お庭でアワーレコード。


こちら、皆さんご存じ自転車YoutubeチャンネルGlobal Cycling Networkの「お庭でアワーレコード」です。

フルガスで走り切りオールアウトのConor。

「いやあ20kmは行ったでしょ!」

「最高時速24km/h?まあだいたいアベレージで走ってたからそんなものかな」

と自信満々。

気になる結果は…

 

(笑)

皆さんもチャレンジしてはいかがでしょうか。

いいなあ広い庭。

参考ソース

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