自転車界の「お騒がせ男」オレグ・ティンコフの正体とは。
Photo by Victor El bicho on Wikimedia Commons

興味深いニュースが流れてきました。

オレグ・ティンコフが1700万ポンド(約24億円)を出してチームスカイを引き継ぎたいとの報道(CyclingWeekly, Cyclingnews)。

しかし、Cyclingnewsの続報では、ブレイルスフォード(スカイのマネージャー)がオファーを断ったとした上で、ティンコフからのコメントを独自入手し掲載

「私はブレイルスフォードを尊敬しているし、メッセージのやり取りもしている。でもこのニュースはくそだ。」

ただのデマの可能性もありそうです。

自転車界をざわつかせる男、オレグ・ティンコフは一体何者なのか?ということについて調べてみました。

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オレグ・ティンコフの自転車チーム

2006年、ロシアで3番目のプロ自転車チームとしてティンコフ・レストランを発足したのがティンコフにとってはじめての自転車チームへの関わりでした。

中心メンバーはロシアのトラック・ナショナルチームで活躍していた選手たち。独走力に定評があったミハイル・イグナティエフ、パベル・ブルなどが初期メンバーとして加わります。

しかし、監督とティンコフのそりが合わずチームはすぐに崩壊。

2007年、ティンコフ・レストランはティンコフ・クレジット・システムとして再編成します。イタリア登録のプロコンチネンタルチームに格上げとなり、タイラー・ハミルトンが加入したことで世間の注目を浴びました。

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2008年にジロ・デ・イタリア出場を果たしたチームは拡大のフェーズに突入。

ロシアの巨大エネルギー企業であるイテラやガスプロム、テック系企業のロステクノロジなどをスポンサーに迎え、オール・ロシアともいえる陣容を敷いたチーム、カチューシャが設立されます。

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しかし、2011年、ティンコフは成績不振と監督との不仲を理由にチームから追放されてしまいます。

それでも諦められないティンコフは、2012年からビャルヌ・リースのチーム(CSC、サクソバンクの系譜をつぐチーム)に資金提供しながら、虎視眈々と自分のチームにする機会を伺います。

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そして、2013年12月。ティンコフはティンコフ・スポーツ A/Cの資金を使ってサクソバンク・ティンコフを正式に買収。2014年シーズンから晴れてメインスポンサーとなりチーム名も”ティンコフ・サクソ”となりました。

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もとからチームに所属していたコンタドールは2014年のヴェルタを制覇。2015年にはコンタドールに加えてピーター・サガンをチームに迎え、派手なチーム作りを推し進めました。

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しかし、その3月に監督のビャルヌ・リースを解雇してしまいます。理由は方向性の不一致。

ビャルヌとオレグは全くもって違う性格だった。ビャルヌは口にする言葉について発する前に熟慮して無駄なエネルギーを使わないようにしていた。一方、オレグは脳みそと口の間になんのフィルターもないみたいに、全て思ったことを口にした。それがどんなに誰かを傷つけたり、どう考えてもおかしいものだったとしても。
みんな、僕のことをどっちかというとオレグみたいな性格だとおもっているけど、本当は、僕は誰かに無礼に振る舞ったりすることがとても嫌いだし、不快に思う。
皆には”クレイジーなやつ”と思われているかもしれないが、僕はいつだって親切にするよう努力している。

その後もティンコフの気まぐれな発言に振り回されながらも、コンタドールやサガンをはじめとするチームメンバーは成績を出し続けます。

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コンタドールの2015年ジロ、最後のグランツール制覇、2015年、2016年のサガンの世界選手権連覇といった輝かしい栄光を見届けた後、CSC、サクソバンクの系譜を継ぐ名門チームは突如解散に至りました。

スポンサー撤退を決めたティンコフが売り先を探したものの、買うところが現れなかったためです。

撤退を決めたその当時、インタビューでオレグ・ティンコフはこう言い残しています。

「何シーズンかの間ロシアで家族とゆっくり過ごしたあと、私はまた自転車界に戻ってくるつもりだ。フルームが引退したときがそのタイミングだと思う。私はツールに勝つために戻ってくる。」

一方で、今回のニュースの続報ではこんなコメントも。

自転車界に戻ってくる予定はまったくない。

どっちなんでしょう。

ティンコフのやんちゃエピソード

アンチに対して、中指を立てる。

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サガンのTシャツ作ってうきうきする。

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コンタドールのジロ制覇が嬉しすぎて、髪の毛をピンクにしてしまう。

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表彰台で、選手より目立つ。

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あのサガンでさえも辟易。

オレグが”ティンコフ”の名のつく世界タイトルが大好きなのはわかるだろう?
”ティンコフの”コンタドールでも、マイカでも、サガンでもない。
ただの”ティンコフ”だ。勝者”ティンコフ”。チャンピオン”ティンコフ”。

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まあ、大まかに言って選手や監督に評判良くないのがティンコフです。

しかしその一方で、もう一つ私が気になったこと。

それは、なんでティンコフそんなお金持ってるの?という話。

出回っている情報は億万長者ってだけで、他に情報あまりないので簡単に調べてみました。

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